第309回 3月9日(土)18:00~
「コムケ湖の鳥は何処から来て何処へ行く?・シギチドリについての新しい見知」
大館 和広 氏 (北海道バンダー連絡会)
コムケ湖は道内有数の野鳥の宝庫。コムケ湖の鳥類標識調査などを通じてシギチドリのマーキング調査で解ったこと、新たなシギチドリの食性に関する見地、そしてここだけのマル秘データも公表か!? コムケならではの鳥の写真をみながら、最近つくった「コムケ野鳥ノート」を語り、時間があれば紋別沖合の海鳥調査の映像もお見せできればと思います。
第310回 4月20日(土)18:00~
「シカの過密状況下における森林性鳥類群集 ~北海道洞爺湖中島の事例~」
玉田 克己 氏 (北海道立総合研究機構)
洞爺湖中島は、1957年~65年に3頭のシカが持ち込まれ、その後個体数は爆発的に増加し、1893年にはピークに達して島内のササ類などの林床植生が衰退しました。そうした環境では鳥類相がどのように変化するかを把握するため、2007~10年の春季を中心に調査を行いました。その結果と最近の情報等から分かってきたことをお話したいと思います。