第329回 11月15日(土)18:00~
「日本文学にあらわれた野鳥たち 2」
高橋 良直 氏 (北海道野鳥愛護会)
人間や社会を描くことを主眼とする現代文学では、野鳥が登場する作品はあまりないのですが、2回目では野鳥が描かれるいくつかの小説等をバードウォッチャーの視点から紹介し、鑑賞します。取り上げる作品は、中勘助「鳥の物語」、木下順二「夕鶴」、井上靖「海峡」、吉村昭「漂流」、藤沢周平「玄鳥」、稲見一良「ダック・コール」などを予定しています。
第330回 12月20日(土)18:00~
「森の生き物たち -野幌森林公園-」
笹島 速 氏 (ブログ「森の日記帳」管理人)
この森(野幌森林公園)の近くに居を構えたのが1982年、身近に自然が有り、通勤にも便利、そんな理由からでした。森と関わりだしたのは50歳を過ぎていましたが、休日にはカメラを持って散策と野鳥観察を始めるようになりました。森での仲間も増え森との関わりがどんどん増すとともに、「退職したらこれだよね!」と、いつの間にか漠然とそんな事を考えるようになっていました。カメラも一眼レフに変わって計画が進行、そして退職と同時に「毎日が森の人」となり、あっという間に6年が経ちました。この森で撮り貯めた画像をもとに、必死に生きようとしている生き物たちを紹介、そして希少なクマゲラの生態にも触れてみたいと思います。