第361回 7月15日(土)18:00~
「北海道の野生鳥獣被害の現状と課題 +(プラス)」
幌村 幸司 氏(北海道後志総合振興局保健環境部)
本道での約30年の鳥獣被害データの記録から、被害の実態や傾向、および鳥獣被害の歴史と被害対策などについて説明します。また、おまけとして市街地付近におけるウミネコの営巣状況についても簡単な報告ができればと思っています。
第362回 8月19日(土)18:00~
「遺伝的多様性から見たオオタカとオガサワラグワ」
河原 孝行 氏(森林総合研究所 北海道支所)
希少生物の保全には、生態的特性のみならず、遺伝的観点からの保全が重要です。保全を考える場合、しばしばアプリオリに「種」を単位としていたり、「局所個体群」を単位としていたりします。演者は、今年まで絶滅危惧種に指定されていたオオタカや小笠原固有の絶滅危惧種オガサワラグワなどの遺伝解析を行ってきており、この度は難しいとよく言われる遺伝子の解析をできるだけ簡単に紹介したいと思います。