第315回 9月21日(土)18:00~
「苫小牧沖のクルーズ活動と海鳥達」
南波 興之 氏 (北海道大学低温科学研究所)
2009年秋から苫小牧沖で海鳥ウォッチングクルーズを行っています。通年の観察活動を通して各種の海鳥類が観察されており、道東の海鳥ウォッチングクルーズと遜色ないほどの種数が確認されています。今回は、クルーズで見られたアホウドリをはじめミズナギドリ類などの海鳥の紹介とともに、海鳥のモニタリングの重要性について発表します。
第316回 10月19日(土)18:00~
「野鳥への餌付けアリ?ナシ?」
長谷川 理 氏(エコ・ネットワーク)
野生動物に餌を与えることについての見解は人によって様々だ。絶対にダメだという人もいれば、別に構わないと考える人もいる。餌付けの可否を明確に線引きするのは難しいが、なかには人間社会や生態系への悪影響が危惧されるような、行過ぎた状況も起こりうる。餌付け行為のどういう点に配慮すべきか、そのポイントを探ります。
第317回 11月16日(土)18:00~
「湿地の文化プロジェクト進行中! ~北海道から東アジアまで~」
牛山 克己 氏(宮島沼水鳥・湿地センター)
まりもっこり、よいとまけ、怪鳥フリュー。これらはすべて北海道の湿地の文化の一例です。湿地と人が関われば、そこに文化が生まれます。そうした事例を集めることで、湿地の新たな魅力を発信し、また、湿地の保全とワイズユースに活かそうというプロジェクトが始まっています。ネパールなどにおける現地調査や数々の事例をご紹介し、湿地性鳥類との関連についても考えたいと思います。